エクソダス


ここに集めた物は、ヤーパンの天井のスケールや
エクソダス前後の生活を実際に描いてみてイメージを固めるための作業群。



これは、ヤーパンの天井ユニットがまだエクソダスする前の状態です。
天井の側面は、集合住宅のようにすれば美術さん楽かな?と思ってたのですが
美術さん自らめんどい方に変えました。

縄掛け大根については、
「こんな風には干さない」と富野さんがどなたかに指摘されたそうで
後で僕に「ちょっと恥かいちゃったのよ〜」と云われたが
ま、確かに僕も間違ってたんだけど
富野さんのガイドコンテをアレンジした物なので
富野さんも間違ってたと云う事になります。
ま、お互い恥かいたと云う事で。



天井ユニットが起動して堆積した土を吹き飛ばすの図。
大変にしたいのではなくて「こんな事やったら大変じゃん!」という事を
分かってもらおうと具体的に描いた物。
(ガイドコンテあり)



これもスケールを確認する作業。
人によって違うんですよね。
自分もちょっと大きく描く癖があります。
それにしても一番描きづらいスケールを監督は選んだと思っています。
(言ったんだけどね)



天井の壁はこんな風に描いた方が自分は描きやすいのですけど
他の人はそうでもなかったようです。
上の絵は、かなり気に入ってます。




これも地面から天井を見たシュミレーションカット。



これは、天井にぶら下がる建物から下を覗いたら、どう見えるかなと思い描いたもの。



この辺りも天井を描く上で、出てきそうな構図を色々試している物です。



エクソダスの情景

 

 



この辺りの物は、移動と云う状態にリアリティーを与えるために色々必要だろうと思い
物資の補給や新参者の流入、災害後の共同復興作業など、
アニメではあんまり積極的に描かれない生活を
富野さんならやってくれるだろうと思い提示してみた。


イメージボードらしいイメージボードはここまでに掲載したものでほとんどです。
これらを描いたのは、キャラやメカのデザイン作業が僕に流れてくるまでの1月半ほどの間でした。
実際に作品に生きたかどうかは分かりませんが、僕自身は楽しい作業をさせてもらったと思ってます。



 

inserted by FC2 system